Archive for the ‘設計’ Category

 

リビング階段

最近多くの住宅で取り入れられているリビング階段。
我が家の新築住宅にもこのリビング階段を取り入れようと思っています。

リビング階段には魅力があると思います。
それは家族の繋がりをずっと感じられる家になるということです。
玄関近くに階段を設けていると、家族がいつ帰り、いつ外出したか分からないという日もあると思います。

子どもが思春期頃になると親の存在がうっとうしいと感じるようになります。
顔を合わせるのも会話をするのも嫌がるでしょう。
しかしリビング階段にしておくことで家族が顔を合わせる機会が増え、会話が生まれやすい環境になります。いつ帰って、いつ帰宅したか分からないという状況を避けることもできます。家族が顔を合わせることで親は子どもの変化に気づいてあげられやすくなります。
実際にリビング階段にすることで子どもの犯罪率を下げるとも言われています。

しかしリビング階段にもデメリットがあります。
リビングにお客様が来ている時、家族はこのリビングを通らなければ二階に上がれないので、互いに気をつかってしまいます。
また階段を伝って二階からの冷気がリビングに流れこみ、足元がいつもひんやりしてしまうということもあるようです。寒さから体調を崩しやすくなるのです。
冷暖房効率もリビング階段にすることで下がるとも言われています。

しかし階段の前に扉を設けて冷気の流れ込みを阻止し、冷暖房効率を高めたりとしっかり対策を取ればいいのです。
お客様が来ている時は扉で仕切れるようにしておくなど対策を取ることでリビング階段の魅力を感じれる家になると思います。

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子供に安全な浴室に

あれこれ思考をめぐらし、大分で新築を建てた友人のお風呂場には、ちょっと変わったものがついています。

それは浴室内側から掛けられる「カギ」です。浴室にカギがついているなんて珍しくもなんともないような気がするのですが、問題はそのカギの「位置」です。

ドアノブではなく、子どもではまず手が届かない高い位置ですが、大人の身長からすれば、高いような、でも背が低い人でも余裕で届く、中途半端な場所にカギがついているのです。

二重ロックのようにも見えますが、どうもそういう性質ではないようなまわすタイプのカギ。話を聞けば、もともと浴室には防犯面とプライバシー対策で浴室のドアにはカギつきのものをつけていたそうなのですが、ある時、お隣に回覧板を持っていっている隙に、子どもが浴室に入り込み、内側からカギを掛けてしまったのだそうです。

家を空けたのはほんの2、3分でしたが、帰ってきたら浴室のすりガラスの向こうにきゃっきゃとはしゃぐわが子の姿。

冬場で浴室は寒いし、子どもですから間違えてお湯のコックでもひねってしまったり、シャワーで身体を濡らしたりしたら大変です。

カギを自分で掛けたのだから開けられるだろうと思っていたら、なんと自分で掛けたくせに開け方が分からず、「ママぁ~!」と大泣き。

マイナスドライバーを使ってカギを開ける羽目になりました。

その経験から、浴室のドアのカギでなにか良いものはないかと探していたら、なんとトステムがチャイルドロックを採用した浴室ドアをしていたのを見つけたのだそうです。

内側からは当然カギを掛けられますが、小さな子どもがトイレや浴槽など、危険が潜む場所には入らないほうがいいという配慮から、浴室の外側からもカギが掛けられます。

それを見つけた瞬間「これだ!」と思い、すぐさまだんなさんに相談したら、「でかした!」と夫婦揃って大喜び。

なにせ子どもはいたずら盛り、やり方も大人の想像を超えています。コンセントに針金を入れようとした「前科」もあるやんちゃぶりなので、責任がある親としては、いたずら防止対策には非常に過敏になっています。

子どもはいずれ成長していきますが、やはり小さなうちは何をするか分からないので、せめて家の中だけは、やりすぎなくらいの安全策を講じていたほうがいいようですね。

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逆転の発想

 「住まいを建てる時、敷地は広い方がよい。」と考えますか。

「住まいの一階にはキッチン、リビングダイニングを、二階にはプライベートルームを設けるのが当たり前である。」と思っていますか。もちろん、敷地は広く、セオリー通りの間取りが悪いわけではありません。でも、それが必須の条件というわけではないような気がします。

 私の友人夫婦は、セオリー通りというのが大嫌いな似た者同士の夫婦です。夫婦二人だけということもあって、あまり広い土地を望んでいませんでした。むしろ、二人とも働いていたので、アクセス重視で探したところ、大通りに面していながら、敷地面積が狭いので、思ったより安い土地を見つけることができました。

大通りということで、道路からの視線もあり、思い切って、一階部分は寝室、ウォークインクロゼット、納戸、バスルームを作りました。一階には、床から170㎝付近に換気と明り取り用の窓をつけただけで、通常の大きさの窓はつけていません。

寝室部分の壁は特別な防音材を使用し、屋外からの騒音をシャッターアウトしました。2階は開放感あふれるリビングダイニングを作りました。こういう構造ですから、1階に玄関があるのでなく、2階に階段で上がって、玄関があるという構造にしました。1階には螺旋階段で下ります。

市街地では、夜遅くまで車や人の通りがあり、騒音で睡眠が妨げられるということがありますが、防音に力を注ぐことで、よりよい寝室を得ることができます。2階のリビングは通りからの視線にさらされることもないので、快適に過ごすことができます。玄関やリビングは1階という発想に捕らわれていて、その制約の中でしか、間取りを考えていませんでしたが、逆転の発想も大切なのだと思い知らされました。

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