安全な浴室にしよう

浴室は一日の身体の汚れを落とす場所でもありますし、一日の疲れを癒し、リラックスできる場所でもあります。しかし、滑って転んだり、浴槽で溺れるなどの事故が多い浴室は、家庭の中でも最も危険な場所の一つであることを忘れてはいけません。特に小さい子どもや高齢者のいる家庭では安全で安心できる浴室にしましょう。

まずは、床です。浴室のつるつるしたタイルの床で滑って転ぶと大きなケガをすることがあります。最近の浴室の床は、表面の凹凸を細かくすることで、濡れていても足が床面をぴたっととらえ、滑りにくい形状になっています。万が一転んでも衝撃を吸収してくれるクッション性を持たせたものや、ひざを直接ついても痛くない柔らかい感触の床になっているのです。

また、以前に多かった和式の浴槽は、高さがあるだけでなく、床に置くタイプだったため、入浴する時に足を高くあげてまたがなければなりませんでした。小さい子どもや足腰の弱い人はとても入りづらいものでした。最近は、半埋め込み式が主流になったことで、浴槽のへりのまたぎ部分の高さが低くなり、浴槽への出入りがスムーズになっています。浴室内では立ったり、座ったり、またいだりとお風呂の中では意外と動作が多いです。

そのため入浴動作を考え、浴槽の出入りのときや、洗い場に移る時に転びやすい姿勢のときにつかまりやすい位置に手すりを設けておき、浴室の安全性を確保しておきましょう。そして安心して快適なバスタイムを送れるようにしたいものです。

造り付けカップボード

キッチンに欠かすことのできないカップボードをキッチンスペース合わせて造りつけてもらいました。キッチンスペースいっぱいに広がるカップボードは、床から天井近くまで余すところなく収納スペースとして利用することができています。キッチンには収納しておくものが多いだけに収納力の高いカップボードを設けたことで、キッチンスペースがスッキリとしています。

カップボードの全面にはすりガラスの引き戸が設けられています。すりガラスなので中に収納している物をしっかりと隠してくれながらもキッチンに明るさを通してくれます。キッチンで家事をする際には、扉を開け放ち食器や食材、電化製品を利用しやすくします。どこに何があるかが一目で把握でき、出し入れがしやすいので家事の効率が高まっていますし、キッチンで家事をしない時や来客時には扉を閉め切って中に収納しているものをしっかりと隠しておきます。生活感を与えるキッチン家電や食材、調理器具などが目に触れないため生活感を感じさせず、スタイリッシュなキッチンが広がっているのです。

扉一面はキッチンパントリーとして食材やレシピ本、下部には30㌔のお米をストックしています。その隣の扉一面には食器類を収納しています。そして隣の扉一面にはキッチン家電や調理器具を整理しています。キッチンで必要な物がこの一か所でまとめられているので物の管理がしやすくなっています。作りつけているため耐震性も高く、安心して家事が行えるのです。

収納のアイディア

ハシゴの利用
バンブーラダーを玄関脇に置き、帽子などのお出かけグッズを吊るしておきます。レインコートや、レジャーマットなど出かける時に持っていくものはバックに入れ、洋服のほこりとりブラシなど玄関にあると便利なものも吊るしておきます。子供のものは低いところに置いて、自分で取れるようにします。ラダーなら、S字フックを増やせば吊るす量も増やせ、場所もすぐ動かせるので掃除も楽で、立てかけるだけなので、賃貸でも大丈夫です。木製のラダーだと値が張りますが、バンブーラダーはアジアン雑貨店で安く売っており、ナチュラルな雰囲気も出せます。

バナナ用フック
バナナは吊るしておくほうが、長持ちするそうです。バナナスタンドも在りますが、場所をとります。バナナフックというものがありました。バナナがひっかけやすい角度で作られていて、見た目もかわいいものです。ちなみにバナナスタンドを使った場合と使わなかった場合の違いの保存状態を調べた実験では、外見は変わりませんが、吊るしたほうが中身の状態が良く、甘みも強くなっていたという結果です。

http://www.susu.co.jp/item/zakka/p438.htmlで通信販売しています。

キッチンに園芸用品を使う
バケツが3個つながったガーデニング用お花入れを、キッチンに吊るします。中には、トング・スパチュラ・フライ返・ピューラーなどを、きれいに見えるように色で分けて入れています。縦の空間が使えるので、場所をとらず、取り出しやすいです。

キッチンでは目の前に吊るす
100均ショップ等のきゃしゃな吊るしグッズでも、小さな物は掛けられます。目の前に良く使うものがあると、とても便利です。

横一直線の家事動線

365日休みのない家事は、効率よく、そしてスムーズに行いたいものです。そこで我が家は横一直線の家事動線を取り入れました。家事動線をコンパクトにしておくことで家事の効率が高まり、家事の時短も実現できます。そこで家事の中心であるキッチンからの動線に注目しました。

キッチン向かって右側にはダイニングを配置しました。キッチンとダイニングを横一直線で繋ぐことで、食事の支度や片付けの際の動線が短くなりました。そして、家族にとってもキッチンという空間が身近に感じられるようになり、キッチンへ積極的に足を運びお手伝いをしてくれるようになりました。ダイニングテーブルをキッチンの作業スペースの延長として利用しやすく、お鍋を一時置きしたり、親子でクッキングをする際にもこのテーブルが活躍します。

そして、キッチン向かって左側には洗面室を設けました。キッチンと洗面室は家事を行う上で一番よく行き来を行います。また、この二か所で同時に家事を行うことも多いだけに、できるだけ動線を短く、そしてスムーズに行き来が行えるようにしておくといいのです。キッチンで夕飯の支度をしながら、洗面室で入浴の事前準備をすることもありますし、朝食の片付けをしながら洗濯を行うこともあります。これらの2空間を近くに配置しておくことで同時に2種類の家事を進めやすくなり家事の時短が実現できるのです。

そして、この洗面室の先にはサンルームを設けており、洗濯物を干せるようにしています。天候に左右されることなく衣類を干すことができるので毎日の家事も負担なくスムーズに行えるのです。このように横一直線の家事動線は家事のしやすさが高まり、家事への不満も軽減できています。

洗面室の片付け

洗面室の作りつけの収納棚が使いにくいのは、奥行きが深すぎる、横幅は狭く収納用品を活用・追加しにくい、棚と棚の間隔が広すぎたり狭すぎたりするが、棚板の調節ができない、などがあげられます。

洗面室に縦長で奥行きがある収納棚があり、使い方に困っている実際の家を例にとって、整理・片付けをしてみましょう。
奥行きが深い棚の手前にばかり物を置き、だんだん押し込んで、奥の物が取り出しづらくて使いにくくなっていました。引越しのとき、とりあえず置いた物の位置がそのまま定位置になり、お風呂で使う物、洗濯で使う物、ストック品が入り乱れ、マットやタオルも折り重なり、出し入れがしにくくなっていました。スペースは十分にあるのに、物を入れすぎて使いづらくなっていたのです。

まずは収納棚と洗面台に入っている物を全て出していきます。石鹸や洗剤のストックが、あちこちから出てきて、こんなにあったのかと、驚かれるほどでした。

洗面室には洗剤や石けんなどもあれば、掃除用品、入浴に使う物など、様々な種類の物が集まってきます。棚をうまく活用しすっきりさせるコツは、洗濯で使うもの、お風呂場で使うもの、掃除で使うもの、洗剤、石鹸、タオル、マットなどを、種類ごとにしっかり分類し、それぞれが混在しないようにすることです。

分類したものを、使い易い定位置を決めて、収納していきます。
洗面台からはじめましょう。小さい子供がいるので、子どもが触ると危なくて怖いものは、全て鏡の裏に収納することにしました。スプレー式の洗剤や開封されている洗剤、ろうそくや着火用のライターなどです。ここなら子どもの手が届かず開けにくいので安心で、洗剤のごちゃごちゃも外からは見えません。

和室が家事室

我が家はリビングに隣接した和室を設けています。ここは、リビングの延長として子どもが遊んだり、昼寝をしたり、時には建具で仕切って寝室として家族みんなで寝たり、宿泊ルームとして利用したりと幅広く活用できています。中でも家事を行うスペースとしても大変活躍してくれています。

この和室には床の間など必要ないものを設けず収納スペースを充実させました。布団の収納スペースはもちろん、家族の衣類をここ一か所で整理しています。子ども達もまだ小さいため全て私が管理しており、一か所で家族みんなの衣類を管理することで衣類の管理のしやすさが高まっています。この和室の天井には室内干しを完備しています。なぜならリビングの先に設けてあるウッドデッキ部分に屋外用の洗濯物干し場を設けているからです。

このウッドデッキへは和室からも行き来することができ、屋外で干している洗濯物をサッと和室の室内干しへと移動させることができます。急な雨の際や洗濯物を取りこんで後からたたむ場合、この室内干しに一時置きしておけば衣類がシワになることもありません。乾いた洗濯物は和室でたたみ、そこに設けてあるファミリークローゼットへとスムーズにしまうことができるため家事効率が高まっています。

アイロンがけも和室でするため、ここにアイロン台やアイロンも収納し、アイロンがけした衣類もサッと掛けて収納でき非常に便利です。悪天候時や夜洗濯を行った場合にはこの室内干しが活躍してくれています。干す・たたむ・しまうというのがここ一か所で行えるので家事に手間がかかりません。和室がこのように多目的に利用できるのでなくてはならない空間となっています。

壁厚を活用しよう

家造りにおいて無駄なスペースを生まないのは鉄則です。そこで最近では壁の厚みさえも無駄にしない家造りが人気を高めています。壁の厚みを利用して、壁を凹ませ飾り棚として利用したり、収納スペースを確保するのです。これをニッチと言います。

このニッチは、柱や筋交の影響で設ける位置やサイズが限られてしまうこともありますし、外壁面は断熱材入ることで設けられないこともありますが、有効に使える内壁面を利用して壁の厚みも無駄にしないようにしたいものです。我が家もこのニッチをできるだけ設けてもらいました。中でも気に入っているのがリビングに設けたリモコンニッチです。

照明スイッチや給湯スイッチ、太陽光モニターにインターホンモニターなど壁に取り付けなくてはいけないものが意外と多く、これが思いのほか存在感がありますし、生活感を与えてしまうのです。これらをニッチ内に収めることで、目立ちにくく、壁がスッキリとした印象になり生活感を感じさせにくくなります。前に扉を設けてより生活感を隠す家庭もあります。

我が家はリモコンニッチと飾り棚としてのニッチを同じ場所に設けています。雑貨を並べてリビングに華やかさをプラスできておりインテリア性を高めています。玄関ホール部分にはお客様用のスリッパラックのニッチを設けています。縦長に設けられたニッチ内に使用頻度の低いお客様用のスリッパを収納し、その前にミラー扉を設けているのでほこりをかぶる心配もありません。玄関ホール部分をスッキリとさせることができますし、お客様のスリッパにホコリがかぶらずいつでもサッと利用できます。ミラー扉にしたので家族が外出前に身だしなみをチェックするにも最適なのです。壁の厚みも無駄にできませんね。

玄関収納

住まいの第一印象を決める大事な玄関は、「住まいの顔」とも言われるだけにスッキリと行き来がしやすく、そして清潔感を感じられる空間にしたいものです。それを実現するには玄関収納が大事なカギを握るのです。最近では当たり前のように設けられるシューズクロークですが、ただ靴や傘を収納するだけのスペースだけではなく、屋外で使用するものまでスッキリと片づけられる収納力や外出先で着ていた上着を一時置きできるコートクロークなど玄関周りに収納しておきたいものがしっかりと収められたシューズクロークを設けるといいのです。

そうすることで玄関部分に靴箱など余計なものを設置する必要がなくなり、スッキリと行き来のしやすい空間が広がるのです。シューズクローク内には可動オープン棚を設けます。家族の靴が大容量に収納できますし、どこにどの靴があるかが一目で分かります。オープン棚なので出し入れもしやすいのです。上部の手の届きにくい場所には使用頻度の低いものや靴の箱など整理しておくといいでしょう。

アウトドア用品や工具、子ども達の屋外用おもちゃの整理場所としても棚を有効に利用しましょう。そして土間収納スペースも必要です。ここにはベビーカーや三輪車、ゴルフ用品や子どもの部活用品など大きさのあるものもスッポリと収納できる広さがいいと思います。土間収納は、屋外で使用して汚れている状態でもサッと片づけられるのであると便利です。玄関収納の収納力があることで玄関に靴や物がちらかりにくくなるのです。

一部分にコートクロークを設けたり、玄関の衛生面を考え、窓を設置して風通しを良くしたり、ニオイ対策としてナノイー発生機を設置したりこのような観点にも目を向けたいものです。

和室のスタイル

和室のスタイルが多様化していると最近感じます。我が家は新築住宅を購入しました。中でも和室のあり方について一番頭を悩ませました。従来の和室は客間としての意味合いが強かったように思いますが、今はリビングの延長として普段使いできる和室が多いです。そしてその和室に遊び心を持たせている家庭が多いのです。

友人宅の和室は4.5畳です。和室の収納を吊り押入れにして、その下には明かり採りの窓を設置していました。明るさを採りこめることで4.5畳の和室なのですが、開放感がありスッキリとした印象を得ました。また親戚宅の和室は小上がりの和室にしており、そこに掘りごたつを設けていました。高齢者との同居ということで高齢者が暮らしやすく、また親しみ深い和室でした。高齢になってくると足腰が弱ってきます。膝が痛く正座ができないという高齢者も多いです。このような高齢者でも掘りこたつにすることで足をゆったりと伸ばしながら和室でゆっくりくつろげます。

また高さがあることで畳下に生まれるスペースを収納スペースとしても活用していました。収納がたくさんあることで暮らしやすく、満足度の高い家になることは言うまでもありません。和室の存在感が住宅に与える影響は大きいなと思います。普段使いでき、多目的で使用できる和室はこれらも益々求められるのではないでしょうか。時代のニーズに対応でき、家族構成やライフスタイルに合わせてピッタリの空間となる和室になるようにしたいものですね。

隠す収納と見せる収納

収納には隠す収納と見せる収納の2パターンあります。隠す収納だけではどこか部屋が殺風景になってしまいます。見せる収納だらけでは部屋がごちゃごちゃしてそれはもはや収納ではなくなってしまいます。どちらも上手に活用させることで空間がスッキリと且つオシャレなインテリアとしても演出できるのです。

まず隠す収納は適材適所にある程度の広さの収納スペースを設けることが大切です。収納スペースが適材適所にあるだけでも生活のしやすさは格段に高まります。またできる限り広めのスペースを確保しておくと物が増えた時でも対応できるのでいいでしょう。隠す収納は生活感が出る物を収納するといいのです。

1階には掃除機など掃除用具を収納する収納庫は不可欠です。それとは別にリビングの脇にでも普段使うバックや、よく着る上着などをサッと収納するスペースがあると出かけやすく、また帰宅時もリビングに物が散乱せずに済みます

見せる収納で大事なことはインテリア性を損なわないことです。インテリア性を損なえばそれはただの物が溢れているという状態でしかないのです。例えばキッチンにおいては見せる収納を活用している人が多くいます。調理に使う鍋やお玉などの調理道具をフックにかけてきれいに陳列したり、お気に入りのお皿を棚に並べインテリアとして見せるように収納するのです。きれいに陳列してなおしておくことで必要以上の物を置かないようにも心掛けるようになるので、いらない物は捨て、いる物だけをキレイに収納する癖がついて一石二鳥だと思います。